
今回はメタバースとゲームって同じなんだろうか?
疑問に思うことがあると思います。
では本題のメタバースとゲームの違いについて紹介していきます。少しでも理解できれば幸いです。
メタバースとは?

メタバースとは、
『仮想空間での社会的な活動や経済的な取引が可能な、現実世界と連動したデジタル世界』のことです。
簡単に言うと『コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービス』です。
ゲームとは?
ゲームとは、
『ルールや目標が定められた、遊びや娯楽のための仮想空間』のことです。

メタバースとゲームの違いは?
それでは、メタバースとゲームはどう違うのでしょうか?
メタバースとゲームの違いを、著名な「メタバースの定義」のひとつである、メタバースとゲームの違いを理解するために、日本バーチャルリアリティ学会『バーチャルリアリティ学』での定義を参考にしてみましょう。
メタバースの4つの特徴

この定義では、メタバースは以下の4つの特徴を持つとされています。
- ユーザーが自由に参加・退出できる
- ユーザーが自分のアイデンティティやアバターを表現できる
- ユーザーが自分の好きな場所や時間にアクセスできる
- ユーザーが自分の好きなコンテンツやサービスを利用できる
ゲームの4つの特徴

これらの特徴をゲームと比較してみると、以下のような違いが見えてきます。
- ゲームは、あらかじめ決められたルールや目的に従ってプレイすることが多いですが、
→メタバースは、ユーザーが自分の目的や価値観に従って活動することができます。 - ゲームは、あらかじめ用意されたキャラクターやアイテムを選択することが多いですが、
→メタバースは、ユーザーが自分のオリジナルなアバターやコンテンツを作成したり、購入したり、販売したりすることができます。 - ゲームは、特定のプラットフォームやデバイスに依存することが多いですが、
→メタバースは、様々なプラットフォームやデバイスからアクセスすることができます。 - ゲームは、主に娯楽や競争を目的としたコンテンツやサービスを提供することが多いですが、
→メタバースは、教育や仕事やコミュニケーションなど、様々な分野や目的に対応したコンテンツやサービスを提供することができます。
メタバースとゲームは、「仮想空間の構造」の違い
まず、メタバースとゲームは、「仮想空間の構造」において違います。
メタバースは、「現実世界に対応した広大な仮想空間」であり、「複数のプラットフォームやデバイスからアクセス可能」です。

例えば、Facebookが開発中のメタバース「Horizon」は、VRヘッドセットやスマートフォンから入ることができ、自分のアバターを作って様々な場所や人々と交流することができます。
ゲームは、「特定のテーマやジャンルに沿った限られた仮想空間」であり、「専用のプラットフォームやデバイスからアクセス可能」です。

一方、例えば、任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」は、Nintendo Switchからしか入ることができず、自分の島を作って動物たちと暮らすことができます。
終わりに
以上のように、メタバースとゲームは、仮想空間での活動における自由度や多様性や可能性において大きな違いがあります。
もちろん、メタバースにもゲーム要素が含まれることもありますし、ゲームにもメタバース要素が含まれることもあります。
しかし、メタバースはゲームよりも広く深い仮想世界を目指していると言えるでしょう。
メタバースは今後ますます発展していく分野で何ができるのか試してみたいです。
ぜひこれらの記事を読んで、メタバースの世界に触れてみてください。
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